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少し近況など

「台風24号」に引き続き「中越沖地震」と天変地異・災害の大変な1週間でしたね。

被災地の皆様の一日も早い復興と平穏な日常生活への回復をお祈り申し上げております。

「株式管理」ユーザーの皆様で、ご被災ご厄災の方が居られましたら、お見舞い申し上げます。

さて、「株式管理」新フォーマット版のご案内予告を申し上げましたが、「その後どうなって居るのかね」とお訝りのユーザーの方も多いかと顰蹙を心配しております。

そう、遅れているのです。ゴメンナサイ。

約25年近い株価総銘柄データーの収集は終えたものの、又その読込機能も一応の水準に達するものを完成しておりますが、矢張りその膨大なデーター量の処理と、その処理に伴う新たな問題点の解決・機能プログラミングの新規製作や機能のリファインと言った事に追われております。

残念乍、一部データーソースにはデーターのミス・不整合のあることも発見し、その原初データーの解析修正にも時間を取られています。

「VER070707 トリプルラッキーセブン」エデション

矢張り新たに新規VERとして公開する以上は、可能な限り完全な精度の高い株価データーを完備したいと、時間の遅れと両天秤に掛けて、時間を捨てました。

「VER070707 トリプルラッキーセブン」エデションと銘打って華々しくも予告したものの、今から思えばやや早まったかの感もありますが、今世紀には唯一の「070707」は今しかありません。

株式ソフトも縁起物ですから、22世紀までは待てないので、来年「080808」エディションを出しても余り有り難味・ご利益はないでしょうね。

平成の御世の次の殿下の元号ともなれば又「070707」は巡って来ますが、長寿のご家系ですから数十年も先のことでしょう。

リリースが少し遅れても、矢張り、暫くは「VER070707 トリプルラッキーセブン」エデションで参ります。

ご期待下さい。

何を手間取ったかを少し言い訳がましく列挙いたしますと、

銘柄リストを改変しました。

この数年で新規上場と上場停止のラッシュが続きました。

何時の間にやら、「株式管理」の新規上場銘柄自動採録機能のお蔭で収容銘柄数は開発初期の倍以上の銘柄数ともなり、新興市場では上場を認識しない内に上場停止になったりと雨後竹銘柄も多数排出しています。

よって銘柄を精査し、上場停止銘柄の内、東京1部上場銘柄で且つ上場期間の長いもの、言い換えると過去の銘柄・株価として残すに価値あるものに厳選しました。

それでも収録銘柄総数4067(改修中に又増えてしまいました。)、内1割が過去の上場停止銘柄となっています。

主要な上場停止銘柄を残してあるので、「株式管理」のユーザーは過去の自分の取引記録を「株式管理」の中で記録実現できます。

嘗ての、あのバブル絶頂期の入れ喰いの如き甘美な世界を思い出せるかもしれませんよ。

そう言う経験者の方々は、とっくにご退場となっているのが、厳しい株式市場の現実のようですが。

上場停止検出機構

これに関連し、日々の株価読込時に従来の上場変更検出機能に加えて上場停止銘柄検出機能を作ってみました。

何れ、本当に上場停止銘柄が出て来るまで、上手く動くかは未テスト未検証です。(当然にそういうことと成りますね)

銘柄データーの配列を整列しました。

これは、ユーザーには直接見えない(余り関係ない)事ですが、開発当初には銘柄コード順に株価データー等が並んでいたのですが、その後の新規銘柄上場では上場順に銘柄を追加して行くので、銘柄の配置がランダム目茶目茶となってしまっています。

システム的には整然としており何ら問題ないのですが、今回ソートを掛けて又銘柄順に並べ直しました。

今後の新規上場銘柄は又その後に追加配置となるので余り意味無いとも言えますが、もうこれ程の新規上場のラッシュは少ないでしょう。

長~い銘柄名も使えます。

開発当初は、半角20文字漢字で10文字までの銘柄名で十分過ぎる長さの銘柄名サイズだったのですが、その後のカタカナ企業名の変な流行や更にはホールディングカンパニー云々の風潮で矢鱈にどうでも良い長い名称の会社が続発して来ました。

最初の10文字でも会社の識別は出来るし、どのような会社かも識別も出来ないような社名の会社はどうせ企業民度文化も低いでしょうから、相手にしないだけですが、困るのは文字が溶けてしまうのです。

何かというと、こういう会社は社名にポチ「・」を打って単語をくっ付けていますが、システム的には「・」は半角のポチ「・」となって、銘柄リストや株価リストをテキストファイルで出力した時に、社名が9.5文字とかとなり、その後の文字が半角の文字化けを起こして、出力データーの区切り文字「,」と融合してしまいます。

例として株価出力であれば、「文字化け銘柄名+始値」が1データーとなり、高値が始値に、安値が高値に、終値が安値に、出来高が終値に出力されてしまいます。

社名が途中で切れるのは見栄えもあるので、前から銘柄名は長くしたいとは思っていたのですが、調べてみると現上場銘柄の中では、半角で42文字という馬鹿な会社が最長会社名でありました。

念の為少し(もっと馬鹿な会社の為に)余裕を設けて、銘柄名は半角46文字・全角漢字で23文字まで収容可能としました。

為替データー・信用残データー・日経先物データを収容しました。

為替・信用残・日経先物はユーザーからの依頼順です。

そう、ユーザーと共に成長発展する「株式管理」と標榜していますから、ユーザー要望は可能な限り実現されなければ成りません。

生身の超能力ではありませんので、ユーザー要望には「開発者が有用有意義とするものは」とのリザーブを設けては居ますが、今までも色々とユーザー依頼機能を開発搭載してきました。

今回この3要望を同時に実現すべく作業を始めましたが、「ナヌー、何だコリャ」という事態に遭遇しました。

閑話休題: 最近知りましたが、「ナヌー」はドイツ語でも「ナヌー(Nanu)」と言うのですね。(NHKラジオ講座4月30日放送)

「無尽蔵週足株価データーが変わりました。」や「Ver070311「無尽蔵新株価対応エディション」」でもお知らせしていますが、「株式管理」が株価データを利用させて頂いている無尽蔵殿の株価データの掲載方法が本年3月から大幅に変りました。

この結果、

  1. 本来の株式日足データー: 無尽蔵過去データーサイト日足Tファイル
  2. 日経先物データー: 無尽蔵当日データーサイト日足Tファイル
  3. 信用残データー: 無尽蔵過去データーサイト信用Sファイル
  4. 信用残先物データー: 無尽蔵当日データーサイト週足Wファイル
  5. 為替データー: PAN株価データー日足Sファイル 

の5本立てと成りました。

「Nanu、どうしたら良いのよ」。
その上、「Nanu、同じ名前のTファイルが2個、Sファイルも2個」。

結局、信用残先物データーは必要かどうか分からないのとユーザー開発依頼を受けていないので見送り、その他の4つを実現し、データーの読込・蓄積を行ないました。

今回の作業の遅れは偏にこれが原因の第一です。

株価読込機能を高速化しました。

パソコンの石・CPUにもよりますが、今までのVERでは日々の株価読込に1日分当たり2分半ほど掛かっていました。

作者の場合は、パナソニック Let'sNote CF-5Y 石は最近のは良く分かりませんが、ノートでは最速でしょうか、 Intel Centrino Duo と書いてあります。

今までの旧版では、製作開始以来日々の株価読込を重ねて、現在までの株価体系を構築してきました。

新規読込の株価の格納は、昨日の続きは明日の昨日で、順次ブフウーのレンガ積みで築いています。

気付いて居られますか?

その為か現在の株価データーでは、日足株価本体と為替データのSファイルとは格納位置が1つずれてしまいました。

気に成りながらも、直すのは大変なので今日まで来ましたが、新株価フォーマット版では、この解決策として株価格納位置の最新株価格納位置対比の絶対値理論番地化を計りました。

週足・月足の絶対番地化は比較的簡単です。

月足は、最新株価格納位置での株価期日との年数差×12+月数差。

週足は、最新株価格納位置での株価期日のシリアル連番÷7との格納株価期日のシリアル連番÷7との差、但し、年末年始・ゴールデンウイークでの7日連続市場閉鎖時の格納位置修正措置が必要です。

問題は日足の格納位置の絶対番地化です。

その為には、戦後の市場再開時以降の全ての休日データーが必要となります。

休日と言うよりは、市場開催日データですね。

特に、隔週休日制開始以降の完全5日制実施までの土曜日の市場開催日のデーターです。

これは平沼騏一郎ですね、或いは古くは明治の1高生藤村操ですね。

曰く不可解。

ロジカルな法則性があるとも思えませんでしたが、理論計算演繹の出来る「IsMarketOpen」関数などを作り上げて乗り越えました。

戦後の休日の変遷についてはご存知ですか?

土曜日はヅート休みだったような思いますが、つい数年前までは株式市場は開いていたのですね。

政争党略の犠牲となって、休日は様々に変わって来ています。

「海の日」を作ったとご自慢な元運輸官僚の方も存知上げていますが、ハッピーマンデイやら、秋のゴールデンウイーク創設目論見やら、休日はカメレオンの如く変って来ています。

昭和天皇誕生日に至ってはは文字どおり緑になったり、色褪せしたりしています。

その他にも今は忘れてしまった特殊祭日も可也有りました。

ミッチーブームや守ってあげるでの御成婚記念や、昭和天皇ご大喪に伴う大喪・即位の祭日などもありました。

当時は、「Roi est Mort、 Vivle Roi」(「王様は死んだ。王様万歳」(最初の王様は前の王様、万歳は新国王)のフランスとは異なって、元首の交代で2回も特別祭日休があるのは、天皇制も良い物だと不敬罪にも思いましたが、今ではいつだったのかも記憶も不確かです。

この休日取調べも開発遅延の2番目の大きな理由です。

この格納番地の絶対値化も預って、株価データの読み込み機能は格段に改善されました。

データのダウンロードは通信環境に寄る事ですが、株価の読込自体は1日分20秒位となりました。

連続読込の場合は、演算回路に水路だか運河の様なものが作られるのか2日目からは2秒位で処理されます。

但し日々の株価読込では、読込と同時に週足・月足が演算処理作成されますので、も少し遅くなりますが、それでも従来の版に比べると格段の高速処理改善です。

今回の新フォーマット化VERのメリットは此処に帰するとも言えます。

YAHOO FINANCE株価情報に対応しました。

正確な株価情報、就中、株式分割係数(増減資情報)を得たくて色々調べてみましたが、YAHOO FINANCEでは、1883年1月からの株価情報が蓄積されています。

しかも無償公開されています。

しかも、しかも、全期間の株式分割係数が掲載されているのです。

これで、過去25年の正確な株価情報データーベースが構築可能です。

惜しむらくは、掲載されているのは、現行の上場株式のみです。

上場停止の場合は、浅野匠頭のように即日掲載停止となるようです。

今は塀の外のようですが、ホリエモン君のライブドアーの株価はもう手に入りません。

「ホリエモン」「ライブドアー」? 何だったかな?

世の移ろい毀誉褒貶は速いですね。~ 

上場市場変更の場合も新規上場時から新たに株価掲載が更改開始され、以前の旧市場での株価は消失しています。

又、銘柄コードだけで検索抽出すると、MAIN市場での株価自動表示されます。

「T」「O」「J」等で市場コードを特定することも出来ます。

 
この株価情報は、エクセルの得意な方は、エクセルの外部株価データ処理機能で取り組むことができます。

1データーは50行で落ちてきますから、1983年からの25年間をダウンロードするのは気の遠くなるような手作業です。

しかも全銘柄ともなると文字どおりダウンロードします。

この為、「株式管理」の外の機能ですが、「YAHOO FINANCE株価情報」取得機能を作成しました。

このダウンロードデータの欠点は取得に時間の掛かる事です。

エクセルマクロでのインターネット通信機能に寄っていますので、全銘柄の25年株価を取得するには、これ又気の遠くなる時間が掛かります。

そうですね、作者の場合は3台ほどのPCに分散処理させて1週間から10日程掛かりました。

もっと大きい欠点は、エクセルマクロの性なのかインターネットの弱点なのか、ダウンロードデータがしばしば文字化けします。

文字化け文字は「?」で置き換えられるので、テキストファイルで見ると「?」だらけです。

正しく全面「?」です。

これも大きいですが、上に比べたら可愛いかもしれませんが、YAHOO FINANCE株価情報には出来申さず情報が含まれて居ません。

欠番日付は空白でなく飛ばされますので、順次読込の株式取得機能のソフトならグジャと横に圧縮されたチャート表示となってしまいます。

又、大事な貴重な株式分割データーは株価データとは別行で単独記述されています。

これでは通常の株価ソフトの読込機能では読込できません。

以上を踏まえて、「YAHOO FINANCE読み込み機能」の前に「YAHOO FINANCE株価データー整形機能」を作りました。

こんなことを繰り返しているうちに1年近くは忽ちで、この間にダウンロードした全銘柄株価データが8本ほども出来てしまいました。

それで、ついでに、前回取得データーの次からのデーターをダウンロードして1983年からのデーターとして合算1本化する機能を作りました。

この間にも、上場停止銘柄が頻発していましたので、上場停止銘柄株価を別枠として取り出す機能も「作りました。

ライブドアー株価も保持できました。

で、結局、読み込んだのは、

  • 以前より個人収集蓄積の株価データー
  • 無尽蔵日足株価データー1996年以降
  • 無尽蔵日経先物データー2000年以降(先物データーは2002年以降収録のようです)
  • 無尽蔵信用残データー1998年以降
  • PanRolling為替データー1998年以降
  • YAHOO FINANCE株価日足データー1983年以降

となります。

マッ、新株価フォーマット版の公開遅延についてもお許しを頂けますかな?

YAHOO FINANCEにはこの他にも信用残データーがあります。

日足データーと同規模での入手が可能と思われますが、今回は「070707」の時間的制約もあって見送りました。

乞うご期待、次次回Ver。