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最新記述:2017-02-20 (月) 00:00:00

任意線フリーライン切片機能 補足


任意線フリーライン切片機能開発の切っ掛け

例を日経平均月足に取ってみます。

図表は、1999年5月~2007年8月の1001日経平均100足です。

チャート前半は株価下降、後半は株価上昇期です。

チャート上部の赤点及び赤縦線は、CMA法による買い指標です。

赤縦線は上手く捕らえているとも言えますが、赤点が出たら、追って行って仕掛けると言うこととなります。

しかし、下降期ですから、ラッキーに下降期最終局面を上手く捕らえれば別ですが、仕掛け後の上昇は僅かです。

上昇期には、月足でのこの(逆張り的手法の)買い指標は余り出現しません。

売り指標の青点、青線も先に仕込んでおいて銘柄の上手な決裁には役立ちますが、新たな売り仕掛けについては逆の同じことが言えます。

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では、どうすれば良いのか?

上昇期での新たな買い仕掛けは如何すれば良いのでしょうか。

図表では、「株式管理」が選りすぐった主要な指標が同時表示してあります。

どれもが、同じような山谷の傾向を示しているものが多いです。

どれが良いともいえませんが、比較的RCIが分かり良い(山谷・反転が明確)と言えます。

RCIの欠点

RCIは中々優れた指標ですが、欠点としては「騙しがある」と言うことです。

RCIでサインが出て、喜んで(勇んで)仕掛けたらそのまま下がり続けると言うことが良くあります。

3点チャージでも同様のことはありますね。

これを不運をと諦めてストップロスを打つことが大事ですが、ズルズル下げる時には、打つべきストップロスの決め手が有りません。

買値の何%と言うのが一般的ですが、被害を我慢出来る範囲に収める以外の根拠は有りません。

ではどうするか

RCIの騙しですから、騙しの出た時は、底打ち反転まで何処までも騙され続けます。

嘘も騙しも何処かでバレますから、それまで我慢の忍の一字です。

グッと歯を食い縛って我慢するには、何か硬いものが欲しいですね。

一寸細いけど、ここでは任意線を噛ませて下さい。

任意線を噛ませ方

見易いように上昇期をチャート拡大機能で60足表示にして見ました。

任意線を噛ませるにも色々手法はあるでしょうが、「株式管理」の独自指標の「CMA5日線」がここでは最適のようです。

RCIの山部分の「CMA5日線」の頂上先端、RCIの谷部分の「CMA5日線」の谷底先端を任意緯で結び未来方向(右側)に延長します。

任意線の延長がチャートのローソク足と交わるった所が仕掛け株価仕掛け期日となります。

任意線の5・6・7と上手く最安値からの戻りの順張りを捕らえています。

何れも、RCIの買い指標、「CMA5日線」谷よりも1~2ケ月後に出現しています。

この間、逆指値で仕掛けを打ちつつ只管株価が任意線の延長をHITするのを待つと言うこととなります。

HITして仕掛けた後は、ストップロスを、直近の最安値により打ちます。

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次はどうなのか

月足超長期線は相当安定的に継続します。

此処では、3年半程続いています。

RCI+「CMA5日線」切片手法も3回とも成功しました。

でも終わりの無い明日は無いのです。

それは、ズーと先かもしれないし、今回・次回かもしれません。

月足超長期線の上昇は何処まで続くかは誰にも分かりませんし、予測することは不可能です。

と思っておいた方が、精神安定に良いですね。

期待に違わった時にどうするかを、粛々と実行するのみです。

それが、直近安値でのストップロスです。

反転上昇をしておきながら、月足ベースで直近安値を割るということは、上昇傾向の終わりの可能性もあります。

一旦戦線を縮小して、次なる出番を探す・待つに如くは有りません。

至る所、銘柄・時節ありです。

で、次はどうなるかは分かりません。

分かりませんが、どちらと成っても大丈夫を旨に粛々とです。

次(今)の月足表示

チャート拡大表示30足です。

えらく大きいですね。

見やすくて良い。

「CMA5日線」の山頂から右側の最下点へ接線とその延長を引きます。

図表は、2007年8月最終株価で作成しているので、切片機能で算出表示されている「16860」は、次月9月での目標株価です。

月足ベースで運用する場合は、「16,860円」で逆指値の買い注文を入れて9月中の反転上昇、「16,860円」の下からのHITを待ちます。

「16163」は、次月10月での目標株価となります。

更に株価がズルズルと下げて、9月中でのヒットの無い時は、「16163」を目標株価として仕掛けることとなります。

但し、最新月足株価は毎日の日足株価で算出更新されますので、月央での「CMA5日線接線」は、順次新しい月足株価による「CMA5日線」下端頂点で引きなおされる事となり、目標株価値も変化します。

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次(今)の週足表示

週足ベースでの「CMA5日線」の山頂頂点と下端頂点で「CMA5日線接線」とその延長線を引きます。

ローソク足で「CMA5日線」頂点が隠れる場合は、「R」Key(ローソク足のR)で、ローソク足表示を消して、「CMA5日線接線」を引いて下さい。

「R」Keyは、「CMA5日線」のある時は、ローソク足の表示・非表示をトグルで指定します。

「CMA5日線」の無い時は、「ローソク足」と終値折れ線グラフを交互表示します。

新しい任意線が引かれたので、線番号が繰り上がって2番が月足接線です。

「17366」は次週、「17208」は次々週の目標株価となります。

週足接線1番は、先々週の急下落で切り下がっています。

先週の15600円位が仕込みだったかなとも思われます。

気長に月足で追っていく正攻法の方が宜しいのかなとも思われますが、未だこの辺りは未検証・未研究です。

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次(今)の日足表示

番号繰下りの月足接線3番線「17512」が、明日の目標株価です。

因みに、未だ接線の引き方手法は見極めていませんが、日足「CMA5日線」頂点を結んでみると、昨日の「16308」が、答えだったのか、とも思えます。

まだまだ、悩み多きですね。

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