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最新記述:2015-08-14 (金) 00:00:00

相対解説


相対解説

単発相対関係 ・相対番号

売買の相対関係は、株式の売りと買いがお互いを相対先として指定し合います。

株式の各取引は、原則として各々右腕を1本づつ持っていて、お互いに右腕同士で握手した状態が、相対取引の指定と考えて下さい。

この握手した「相対先」の取引の行番号が「相対番号」となります。

  • 現物の売り・買い、信用の売り・買いは、この右腕を1本づつ持っています。

相対関係は、

  • 現物の買い仕掛 VS 現物の売り決裁
  • 信用の買い仕掛 VS 信用の売り埋め決裁
  • 信用の買い仕掛 VS 信用の品受け決裁
  • 信用の売り仕掛 VS 信用の買い埋め決裁
  • 信用の売り仕掛 VS 信用の品渡し決裁

となります

AaitaKicho-01.jpg


複数相対関係・Refer番号

  • 信用の品受・品渡は、1取引で仕掛けと決裁の両方の機能を持っているので、相対関係のための腕を2本(右腕と左腕)を持っています。

複数相対関係を正しく記帳する為に、信用の品受・品渡は、右腕は常に信用取引の相対先と、左腕は現物取引の相対先と握手をすると定義します。

玉帳記帳を正確に行うために、右腕の握手した相対先を「相対先」と名付け、その行番号を「相対番号」と名付けます。

又、左腕の握手した相対先を「Refer先」と名付け、その行番号を「Refer番号」と名付けます。

Refer関係は、

  • 信用の品受け VS 現物の買い 
  • 信用の品渡し VS 現物の売り
  • 信用の品受け VS 信用の品渡し 
AaitaKicho-02.jpg


信用の品受

信用で空買いした株式を売買代金を支払って信用買いを決裁し、現物株として所有します。

「現引き」とも言います。

最近のインターネット売買では、現物売買に比べて信用取引の売買手数料が可也に低いので、信用で購入して直ちに現物として品受けをして売買手数料を節約する手法があります。

信用の品渡

信用で空売りした株式に対して、手持ちの現物株を差し出して信用空売りを決裁し売買を終了します。

現物所有株を現物で売却せずに、一旦信用で空売りし、現物株を品渡しして売買手数料を節約する手法があります。

相対表示

玉帳の相対コラムにその取引の相対状況が表示されます。

相対関係が正しく指定されている時は相対コラムは空白表示されます。

空白コラムをクリックすると、その取引の相対先行番号が表示されます。

AaitaKicho-03-2.jpg

相対関係が未設定の時は相対コラムは「未」と表示され、相対コラムをクリックすると、「未設定」全文表示されます。

相対関係の指定が正しくないと、その対応に応じた表示がされます。

玉帳記帳では、玉帳の相対コラムが上の行から順次空白名なるよう記帳・相対指定を行って下さい。

相対番号・Refer番号表示

玉帳画面及び記帳画面での各取引の相対番号・Refer番号は、その時表示されている玉帳画面の行番号で表示されます。

相対関係の指定が複雑になるとこの行番号での表示では不分明な場合が出てきます。

玉帳画面の「相対詳細」ボタンをクリックすると、行番号の元と成る玉帳データーの記載位置(Postn)が表示されます。

AaitaKicho-04.jpg

Postnによる相対表示を精査することにより相対関係の正確な確認・指定が出来ます。

AaitaKicho-05.jpg








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