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最新記述:2017-02-21 (火) 00:00:00
リニア相関法
リニア相関法
リニア相関法とは、「CMAlab」の命名ですが、出展は「新版上昇株らくらく発見法 上田太一郎中西元子渕上美喜共著 同友館」に依る物です。
詳しくは、同書をご覧頂きたいと思いますが、要約すると
株価はブラウン運動をしているが、特定の期間にその相関関係が同じ時は、その相関関係を維持する傾向があるとの統計学者による手法です。
小生としては、統計学者がそう言うのだからそうかもしれないが、そうではないかもしれない事へのデーター的検証が弱いとの印象を受けましたが、その印象を検証する為にも、「リニア相関法」と銘打って開発搭載してみました。
リニア相関法手法
月足をデーターとし、2ケ月間(データ3月)相関傾向があるときには次月も同じ相関を維持する傾向がある、要するに真っ直ぐ上昇した時には次月も上昇すると言うことを統計学的に理論付けたとするものです。
データ3月の株価の相関係数を算出し、相関係数が1ならば(場合により0.98への拡大許容もある)仕掛け対象とする。
仕掛け株価は、直近月の最高値・最安値の調和平均以下とする。
調和平均
最下項でリニア目標株価と称しているが、
2つの株価をX,Yとした時
2/(1/X+1/Y)で求められる平均値。
単純平均、幾何平均(積の平方根)に比して最小値となる。
成るべく安く仕入れる目標として使用されている。
リニア相関法の起動
「株式管理」の立ち上げ画面の「F4リスト作成」を選びます。
「銘柄リスト作成」画面の「F6リニア相関法」を選びます。
銘柄リスト指定
銘柄抽出の対象となる銘柄リストを指定します。
現在表示中の銘柄を対象とする時は、「現リスト」を選びます。
「現リスト」の銘柄ファイル名が表示されています。(例示では「総銘柄」)
活動銘柄指定
株式投資の対象となる「活動銘柄」を指定します。
全銘柄を対象とする時は、「保留銘柄」も選択します。
足の選択
リニア相関法は、月足を対象とした手法です。
「月足」指定します。
(月足以外でも同手法を試したみたい方の為に、日足・週足も選択可能です。)
実行期日
実行期日を指定します。
「最新立会日」ボタンで、最新株価期日を指定できます。
実際の処理では、月足では月末期日が実行されます。
データー数
データー数を選びます。
この手法を公開している書籍では、「月足3月」とされています。
抽出先ファイル指定
銘柄の選択結果の抽出先ファイルを指定します。
銘柄選択実行
「実行」ボタンを押します。
銘柄選択結果表示
銘柄選択の実行結果が表示されます。
銘柄並べ替え(ソート)
実行結果が表示されるとソート機能・ソートボタンが表示されます。
Code順・相関係数順・成績順のソートが可能です。
表示例
「4911」資生堂を表示してみます。
対象銘柄の行番号・Code・銘柄名の何れかのコラムをクリックします。
チャートへの表示
チャート画面にリニア目標データーを表示するには、「リニア相関法」画面の「リニア目標株価表示」をクリックして「非表示」を「表示」に指定します。
「表示」「非表示」は指定が保存されます。
「リニア目標株価表示」が「表示」指定の時、チャート右側の銘柄データー欄に「リニア目標株価」「相関係数」が表示されます。
売買画面への表示
「売買画面」の目標株価ボタンを押すと、「リニア目標株価」が表示されます。「リニア目標株価」は買いの仕掛け目標株価です。
表示は、右下側の「表示」ボタンで、表示・非表示を指定できます。
併せて、チャートの右端に「リニア目標株価」が株価位置に表示されます。
「目標株価ボタン」を更に押すと、保有銘柄の取得株価に対する決裁目標値が表示されます。
参考書籍
本項の参考図書
上昇株らくらく発見法―買値・売値までズバリ予測
上田 太一郎, 渕上 美喜, 中西 元子著 同友館発行 定価1890円
上田 太一郎氏の参考図書
Excelでできる上昇株らくらく発見法
上田 太一郎 石井 敬子 著 同友館発行