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最新記述:2013-12-29 (日) 00:00:00

信用品渡


「株式管理」では、「品渡」・「現渡」の用語を混用してしまています。(ごめんね。)

旧税制の時には、「信用売」を直接「信用売埋」決裁すると、売買差額利益が全額譲渡益課税26%の対象となりますが、品渡しを選択すると売却額の1.05%(だったかな)の課税で済ませることが出来ました。

両者を比較して有利な決裁方法を選択できました。
品渡しが有利な時は、新たに現物株を購入して、それを品渡しとして引き渡して決裁をします。

「株式管理」ではこの為の、最適課税選択機能を設けて現物株購入をしていましたが、今は昔となりました。

現在の税制下では、スイングトレードの信用空売りの手法として、手持ちの現物株を担保として株価の高くなった同銘柄を空売りし、株価が下がったら空売りを買い戻す手法で利用します。

この手法では、値下がり後の現物株は、持ち続けた場合と同じ評価額となりますが、その間の値下がり益を得ることが出来ます。

こと志と異なり、株価が空売り後に急騰してしまった場合は、その現物株を「品渡」として引き渡して決裁をします。

仕手株的急騰の時に、手持ち株を手放すことで、恐ろしい目を回避できる保全措置です。

信用品渡記帳

新規記帳画面に、新たに信用品渡データを記帳して、空売仕掛けと相対関係を指定する事も出来ますが、「品渡」の前提となる「空売」記帳から反対決裁を記帳するのが簡単です。

「信用売」画面で「現渡」ボタンをクリックします。

SinyoShinaWatashi-1.jpg


信用品渡画面

  • 信用品渡」画面が自動表示されます。
  • 信用売との相対関係は自動記帳されます。
  • 「株価」「株数」は同一です。
  • 「手数料」は「現渡」の場合は掛かりません。
  • 管理費」「金利・日歩」等が請求されている時は記入します。
SinyoShinaWatashi-2.jpg


玉帳に「信用品渡」決裁が表示されました。

信用売の決裁としての「信用品渡」は相対関係は正しく記帳されましたが、「信用品受」自身の決裁は未記帳なので、「相対」コラムは「3(行)/未」表示となっています。

信用品渡」は空売り仕掛けに対して、手持ちの現物株を引き渡して決裁する取引なので、「信用品渡」実行以前の現物取得取引を引き当てします。

SinyoShinaWatashi-3.jpg


 





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