FrontPage>マニュアル新版>チャート編>Here 最新記述編 導入基礎編 チャート編 玉帳編 実践活用編
最新記述:2017-02-20 (月) 00:00:00
ポートフォリオ機能は、その後玉帳機能を作成し、玉帳の当月決算機能でその目的を達せられるので、態々重複機能は必要無いだろうと新版でのマニュアルの記述を見送っていましたが、在るユーザーよりの強い要望もあり、折角の機能を眠らせるのも開発者としては惜しいのと、アレクサンダーエルダー博士の「リスク管理機能」の活用も必要であろうと思い至り、今般ポートフォリオマニュアルを復刻致しました。この為、記述並びに図版は初版03年10月25日のものです。(12010-04-07記)
ポートフォリオ (復刻版)
所有銘柄の売買記録を登録すると、総資産状況が「ポートフォリオ」として表示されます。
ポートフォリオ呼出
チャートメニューの「F3」(フォリオ)を押します。
「ポートフォリイオ」画面
「ポートフォリオ」画面が表示されます。
ポートフォリオの計算基準日が、画面バナーに表示されます。
時価表示コラムの直近上部にも、時価の算定期日が表示されます。
基準日現在の株価時価による時価総額が表示されます。
(表示例は架空です。)
F1 特定日残高試算
特定日の表示
「ポートフォリオ」は、当初表示時には、最新日の時価計算により表示されますが、特定日を指定することにより、過去の特定日に於いては、時価及び時価総額が幾らであったのかの試算が表示できます。
塩漬け株を沢山抱え込んだ時に、バブル期の期日で表示して試算をしてみると元気が出ます(逆かな)。
表示例
此処では、2001年1月1日を指定した場合を例示します。
(表示例は架空です。)
表示例では、指定日の直近の「2001年01月04日」の時価総額が表示されます。
F2 口座選択
「F2口座選択」で、6つの口座を切り替えてポートフォリオを表示できます。
口座名は、「指標表示・定数設定画面」(チャート画面で「T」Key[定数のT])の「口座管理」のページでで、任意の口座名に変更設定出来ます。
証券会社別・現物取引信用取引別・本人口座第2口座・家族口座等に利用できます。
「ポートフォリオ」画面は、立上げ時に「銘柄所有」又は「信用売り」登録した所有株式(本口座)を表示します。
個々の売買銘柄の口座の指定は、銘柄の売買登録画面で行います。
F3 戻る
「ポートフォリオ」の呼び出しと復帰は、どちらも「F3」Key で行えます。
チャート画面から、「F3」で「ポートフォリオ」を呼び出して、「F3」で直ちにチャート画面に戻れます。
素早く画面を一瞥できる「株式管理」のダブルキーアクション機能です。
「Esc」Keyでもチャート画面に戻る事が出来ます。
F9プリンター設定
「ポートフォリオ」を印刷する時のプリンターを選択変更できます。
個々のプリンター設定は、プリンターの個別機能によります。
(Canon BJS700 の場合の例です)
F11印刷
「ポートフォリオ」を印刷します。
チャート表示
チャート呼出
ポートフォリオ画面のLINE番号・銘柄CODE・銘柄名(グレーのコラム)の何れかをクリックすると、その銘柄のチャートを表示します。
コラム表示説明
区分
銘柄の保有区分「現物買」・「信用売」を示します。
「信用買」には対応していません。
損益率
仕掛け株価対比の時価での単純利益率です。
年率
単純利益率を経過日数により年間利益率に換算表示します。
目標利益率のみでなく、目標年間利益率も設け、薄利多売回転商いを心掛けます。
例えば、単純利益率で10%以上、年間利益率100%(総額で年2倍です)以上を目標等
現物取引収支
現物銘柄買い仕掛けの収支合計を表示します。
信用取引収支
信用銘柄の空売り仕掛けの収支合計を表示します
現金預金
株式投資では、投資資金の管理が大切です。
投資総額(元金)を定め、玉帳で残高管理を行い、現金残高を管理します。
最新現金残高は、「現金残高」・「債権残高」コラムをクリックして記録をすると、其の合計額がこのコラムに表示されます。
総合計
玉帳では、売買決裁実施後の実現利益が把握できますが、含み利益までは把握できません。
元金残高を加えた時価総額(含み損益を含む)が表示されます。
資金管理・利益管理
現金残高
各口座毎の現金残高を記入します。
コラムをクリックすると、残高記入画面が表示されます。
債権残高
現金ファンドの余資を「MMF」や「中国ファンド」等に預け入れしている場合にその残高を記入します。
資金残高
「現金残高」「債権残高」の合計額が自動表示されます。
資金残高は、ポートフォリオの現金預金額に反映されます。
損益残高
ポートフォリオの管理期間(年単位や月単位管理)での損益額を記録します。
損益残高は、ポートフォリオ総合計の内数として反映済みですが、此処ではリスク管理の為に利用します。
リスク管理
2%ルール
アレクサンダーエルダー博士の資金管理・リスク管理手法ですが、運用資金総合計(此処では株式時価評価額+現金預金資金計)の2%以内に個別銘柄の仕掛けのリスクを収めるルールです。
6%ルール
同じく、同時に仕掛けている銘柄のリスク総計が、運用資金総合計の6%以内に収めるルールです。
資金出動60%法
従来より、「株式管理」での資金管理手法として、資金出動60%法を用いています。
これは、仕掛け投資総額が、運用資金総合計の60%以内に制限し、40%は余裕資金としてよけて置く手法です。
仮に、資金総計が100万円とした時は、2%ルールでの許容リスクは1銘柄当たり2万円となります。
リスク度は、時価とストップ株価との差であり、ストップロスを仮に10%するなら、1銘柄の最大購入額は20万円までとなります。
総リスク額は、6%ルールでその3倍の60万円となり、「資金出動60%」法と似通った数値となります。
「資金出動60%」法も、ここぞと言う出動期の為に、40%を余力として残しておくものであり、「2%ルール」正確には、損益分岐点とストップとの差を2%以内とする事であり、損益分岐点を越えて利益が出てくれば、リスクは0%と成るので、どちらも資金の60%以上の使用を禁じるものではありませんが、安全率を配慮した資金管理手法となります。
損益残高
損益残高がマイナスの時は、運用資金総合計は時価残高で過去の取引の損金は反映していないので、運用資金総合計から損益残高を減じた額で「2%」額・「6%」額を算出します。
損益残高がマイナスの時は、利益額は既に運用資金総合計に含まれているので、加算しません。
言い換えると「負けが込んで来た」時は、資金の減少に応じて投資規模を縮小・管理強化して手堅く反省します。
リスク管理手法
リスク管理手法については、別項を予定します。
上記は、エルダー手法のさわりです。
2010-04-07追記
「ポートフォリオ」は、チャート画面「F1」の売買記録画面に所有銘柄の売買データーを記録すると表示されます。
正しく「ポートフォリオ」に反映する為には次の点にご注意下さい。
売買登録
その銘柄の売買区分に応じて正しく売買登録を行って下さい。
即ち、売買画面メニューの「F4保有銘柄」「F5信用売建」「F6信用買建」の別を正しく指定してください。
売買データーは、「買い銘柄」は上段5列に、売り銘柄は下段5列に記録してください。
口座指定
売買記録行最右端の「口座」コラムをクリックして売買口座を正しく指定してください。
「ポートフォリオ」画面ではメニュ「F2口座選択」でその同じ口座を指定表示して下さい。
集計加算
売買記録行中央の集計加算コラムにクリックを入れてください。
集計加算コラムにクリックを入れ無い場合は、売買データーは各種統計表示機能に反映されません。
過去の売買記録をチャート画面に表示する場合にはクリックを外します。
チャ-ト表示では売買株価・期日は点線で表示されます。