2007-03-01
Free Line任意線描画
任意線(Free Line)の描画がどうも不安定でしたね。
グラフィック画面の製作、特にマウス絡みの機能は中々難しいですね。
でも何とか少し改善改修をしてみました。
Free Line描画機能改善の原因
今までは、IBMのThinkpadだったので、赤い鼻のトナカイさんでトラッキングポイントを重宝していました。
タッチパッドも付いていたけど、3年間1回も使いませんでした。
昨夏に遠出用にLet’s NoteのY5に変えてからは、タッチパッドになりましたがなんとも使いにくいですね。
ノートパソコンユーザーがマウスを持ち歩くのを奇異に見てましたが、やっとその理由が分かりました。
どうしてもっとトラッキングポイントの赤鼻が普及しないのでしょうかね。
ノートブックを使い始める以前は、KEYの中からニョッキリと覗く棒杭が貧乏たらしくて、あんな物と思っていましたがIBMで使い始めるともうタッチパッドには戻れません。
それでもY5にしたのは、「SXGA+」の画面サイズと軽さと電池の長時間です。
セカンドマシンの積りが、相前後してIBMが不調となり、已む無くタッチパッド機がメインマシンとなってしまいました。
それにしてもIBMは良く壊れますね。
5年間で何回修理に出したことか?
最初のThinkpad1800iは、ブリスベーンのコールセンターにまで掛け合って丸ごと代えて貰いました。
スクリーンの対角線の交点の真上、そう一番視線が集中するところにドット抜けがあったのです。
「ドットは10個までは仕様です。」「しようがないです。」が常套句で、門前払いされるのが落ちですが、最近の1桁万円のPCと違って 当時の というかIBMの時は高かった。
次のThinkpad R50は、「SXGA+」の画面サイズが魅力で買ったのですがこれも良く壊れた。
よく壊れるけど、IBMの修理サービスは中々見事です。
購入時の赤い箱を大事に取っておいたら、「ある日王子様が」で、メッセンジャーボーイが専用輸送梱包を持参で恭しく引き取りに来ます。
国産メーカーの時に都内のサービスセンター・修理センターを探し回って、盥回しにされたのとは雲泥の差です。
でもこの王子様は何回我が家に現れたでしょう。
何度直しても直らないで、結局保障期間内にパソコンの筐体以外は全て入れ替わりました。
マザーボード2回、液晶・キーボード各1回、ハードディスクは3回変えたかな。
搭載HDは、日立製と台湾製があって相当性能が違うので、日立を積む様に依頼していましたが、3回目は修理から帰ってきたら、予定外の「HDも変えておきました」なんて修理報告書にあり何が入っているか分かりません。
部品ベースで買ったらR50の新品が2~3台買える位掛かったと思われます。
IBMでこれだけ壊れるのだから、RENOVになって、悩みました。
赤いお鼻のトラッキングポイントを取るか、故障を避けるかでウエルテルでしたが、RENOVになってThinkpadも他社並にえらく安くなりました。
ということは従来のメンテサービスは受けられないだろうなと思われます。
で、「SXGA+」のY5にのりかえたのですが、Y5を買ったら、何故か時を同じくしてR50のキーボードが壊れました。
「G」KeyのKeyTopが取れてしまったのです。
KeyTop位自分で取り替えようと思ったら、これが部品が無いと言うのです。
プラスチックの
仕方なくKeyBoardだけ取り寄せて交換しようと思ったら、メーカー送付修理しか受け付けないとの事です。
KeyBoardの部品代が1万5千位と、交換工賃が矢張り1万位と、王子様のメッセンジャーサービスがこれは7千位掛かると思われます。
メーカー修理しか受け付けない理由が、R5にはKEYBOARDが3種類あって、どれが合うか工場で取り外して見てみないと分からないとの事。
何だこれはです。
シリアル番号で当然に分かるべき筈のことです。
メーカー修理といってもRENOVの修理専門子会社だそうです。
此処を太らせる為にこのような仕置きをしているのでしょう。
それで、KEYBOARDを直すのは馬鹿らしいので止めました。
それにしてもKeyBoardの「G」が無いというのは、とても使い辛いですね。
で、トラッキングポイントの無いタッチパッドマシンがメインPCとなってしまいました。
前置きが長くなりましたが、以上がFree Line任意線描画機能の改善をすることとなった動機です。
Free Line描画機能改善
トラッキングポイントではきちんと区分して感知していたのが、タッチパッドでは指先の動きを意に反して違って感知してしまうようなのです。
元の仕様は、Free Lineは10本あり、新しい線を引くと古い線からデーターが消されるように作っていたのですが、指先をご感知したデータは画面外の座標で保持され、その分古いデーターが消去されて予定外に違う線が消えてしまうということになっていたようです。
指先の検知は、タッチパッドの感度調整等で直せるのかもしれませんが、プログラムソフトの外の世界です。
よって、ソフト的な回避を図りました。
Free Lineの数を20本に増やしました。
ライン番号は線を引く度に一つずつ繰り上げられます。
これで、誤消去されてもライン番号の欠番が出るだけで表示線は維持されます。
この確認の為に試しに線番をラインの始点に表示させました。
機能を確認するまでの時限措置の積りだったのですが、これが案外線を引き直す・移動させる時に便利なのです。
当面線番は表示させたまま置いて置こうと思います。
その他にも線の描画機能の回路を色々相当見直しました。
タッチパッドの感度が主原因と思われるので、完全100%とは行っていないかもしれませんが、可也良くなったと思います。
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