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最新記述:2017-02-21 (火) 00:00:00
売 買 指 標
売買指標の設定画面です。
株式売買の仕掛けをした時は、必ず、「時、我に利あらず」の最悪の事態に備えておきます。
最悪の事態に備えて
ストップロスカットオーダー
その第一は、ストップロスカットオーダーです。
買値或いは空売り値の仕掛け値をどれくらい(何%)逆行したら、すかさず損切り手仕舞いをするかを前以て決めて置き、必ず実行します。
所謂塩漬け株の死屍満累を避ける為の絶対に必要な法則です。
自分の過去の所有株を見てみると、ストップロスカットオーダーの必然性・必要性が良く分かります。
利乗り手仕舞い
その第二は、利乗り手仕舞いです。
幸いにも、株価が順調で、利益が出てきました。
さあ、何処で処分したらよいか分からなくなります。
利が乗ると欲も乗り、もっと行け、もっと行けと成ります。
少し下がっても、今までの上げ調子で、(自分も上げ調子で)、又戻る、もっと上がると期待します。
期待のうちに、意に反してずるずる下がります。
そうなると、「未だ利益があるからいいや」、「次の反転まで待とう」、と成ります。
やがて、買値を割ります。
ストプロスカットが出来るようになった人も、ストップロスカットは、「身の不徳の致す所」、「仕掛けの誤り」と自分を納得させる事で実行出来ますが、一度利が乗った株が買値を割り込んだ時には、損引き処分は出来るものではありません。
それが必然の心理です。
敗軍の将は兵を語らずで、ストプロスカットという兵を語ることは出来ません(呆然と見ている)。
金ヶ崎の殿軍の秀吉の如くには行きません。
此処は、利益の乗っているうちに収穫を収める、勝ち戦での威力偵察で行くべきです。
勝ちに乗じた時には、最前線で威力偵察を行い、槍の穂先で敵を突付きます。
敵が手ごわければ、さっと引きます。
敵が弱ければ、勢いに乗って軍を進めます。
「山谷」戦法
これが、「山谷」戦法です。
株式用語に、この言葉があるのかどうかは、知りませんが、一応「CMA」の造語です。
株価の動きに応じて、その山と谷を探って軍を進めます。
敵が逆襲してきたら、どれくらい引くのかを前以て決めておきます。
一の備え、二の備え辺りで戦っているうちは、大将は将兵の働き振りを見ています。
敵を撃退するかもしれないし、敵に押されて引き下がって来るかもしれません。
近衛の陣まで押し返されたら、本陣の総大将は逸早く逃げねば成りません。
金ヶ崎の信長は、全軍の兵を残して消えました。
株式では、兵を残して帰っては負けです。
全軍・兵をCASHに変えて、懐に入れて持ち帰ります。
見方を変えれば、常に株価の最前線が自分の買値と思い、そこから常にストップロスカットをするという考え方です。
売買指標設定画面
ストップロスカット
売買株価から何%株価が逆行したら、仕掛け判断のミス・或いは予定しない不利益環境、突発事態と考え、損失を最小限に収める手法です。
自ら損失を確定して、撤退するのは困難なことですが、その後の被害拡大を食い止める大事な手法です。
ロスカットオーダー表示
チャート画面の「F1売買」に登録した株価に対する、指定逆行%での損切り手仕舞い目標株価が「S/O株価」としてチャート画面に表示されます。
売買線の買いライン(赤色線)に対して10%下のストップロスオーダーを表示しています。
売買線の売りライン(青色線)に対して10%高のストップロスオーダーを表示しています。
手仕舞い
山谷逆行%指定
株価の最高値・最安値からの逆行で手仕舞い指示を出します。
手仕舞い指示を出す逆行率を%で指定します。
ライン(山谷線)表示
山ピークから指定%下に山谷(買い仕掛けストップ目標線)を描きます。
株価が順次上昇すると山ピークも上昇し山谷線も上昇します。
株価が下落すると山谷線は、そこでの山(最高値)から指定%下の水平線となります。
株価が指定%以上逆行すると、そこで山が確定し、今度は谷ピークが最安値として山谷(信用売り仕掛け目標)線をその所定%高に引く事となります。
同じ逆行率を使って、株価の値動きを追って山谷を検出します。
この例では、株価がピークを打って下がり始めた時に、そのピークを仮山とし、実際に10%以上逆行した時に、そのピークを本当の山と指定します。
山が指定されると、同じ手法の逆方向で次の谷の検出が行われます。
チャート画面での表示は、「Y」Key(山谷のY)で、山谷線表示・山谷値表示をトグルで指定できます。
ストップ株価表示(山谷決裁目標)
仮山・仮谷に対しての、本山・本谷が決定されるであろう逆行株価を表示します。
持ち株に対しての目標指標ではないので、仮山からの下降中であれば、売り手仕舞い目標値、仮谷からの上昇中であれば、空売りの買い手仕舞い目標値の表示となります。
表示位置は、チャート画面右の銘柄データー欄上部です。
山谷をチャート上に表示
チャート画面のローソク足の山谷に横線とその株価を表示します。
山谷決裁目標株価に対するピーク値は、仮山・仮谷と表示されます。
山谷超過をチャート上に表示
チャート画面のローソク足に山谷を決定した山谷超え株価と横線を表示します。
パラボリックライン
パラボリックラインで算出される決裁目標株価を表示します。
パラボリックラインの創生期には懐が広く、大きな値幅を狙って行き、利益が蓄積されて来た終末期には、許容変動幅を狭くして、利幅の確保と安全率の拡大を計るシステムです。
チャート画面での表示は、「@」Key(パラボリックのPが他に使用されているので隣の@)でトグルで表示出来ます。
セーフティゾーンライン
計算期間での、株価の下方突出率・上方突出率の平均を算出し、その拡大倍率(標準2~3倍)で算出した値を夫々当日の最安値・最高値に加減して。セーフティゾーンストップ株価を求めます。
チャート画面での表示は、「「[」Key(パラボリックの隣)でトグルで表示できます。
注:Keyが変わりました(04/04/08記)
シャンデリアライン
シャンデリアストップは、計算期間での、株価の平均トウルーレンジをその最高値から吊り下げた値です。
通常は、直近所定期間での最高値対比で算出しますが、「株式管理」では、山谷算出最高値・最安値を用いるように改良しました。
トウルーレンジ: 当日の高値・安値差、当日の高値と前日の終値差、当日の安値と前日の終値差の絶対値の最大値。
チャート画面での表示は、「Shift +「[」Key(パラボリックの隣)で、トグルで表示できます。
注:Keyが変わりました(04/04/08記)
売買線の表示
チャート画面の「F1売買」で、自分の持ち株や過去の取引を銘柄毎に記録できます。
その売買線を、チャート画面上に表示を指示する機能です。
買線・売線の色を個別に指定できます。
売買線の表示は
- 株価の横線と売買月日の縦線が同色で表示されます。
- 現役の所有株は、売買(所有)株数の記録があると実践で表示します。
- 過去の所有取引株は、株数が無いので点線で表示します。
- 参考指標としての株価だけの記録の場合は、一点差線で表示します。
- 最新売買として売買記録の集計コラムにクリックを入ると実線表示します。
- 過去の売買として、日付・株価を入れると点線表示します。
- 過去の売買の断行記録として株価のみ(日付無し)を入れると1点鎖線表示します。
「売買記録画面」は「チャート画面」で「F1売買」で呼び出せます。
個別銘柄のストップ記録
個別銘柄の各ストップの値は、「売買記録画面」で記録保存できます。
ストップコラムの左端欄をクリックして「現物買」・「信用売」を指定します。
ストップの種類を、真ん中の欄をクリックして指定します。
右端の欄に「売買区分」と「ストップ種類」に対応したストップ値が表示されます。
「F1登録」で保存されます。
右端の「ストップ値」欄をクリックして、任意のストップ値を記録することも可能です。
チャネル
エンベロープとも言いますが株式の売買を、移動平均線の上下の一定の幅の中で行う手法です。
長期的なトレンドの中で、トレンドに沿って行います。
チャネル幅の設定
全銘柄共通のチャネル幅の設定です。
基本線は、CMA移動平均中期線です。
この例では、CMA移動平均中期線に対して上下10%のチャネルを設定しています。
設定値は、定数設定画面の「F1登録」で記録します。
個別銘柄のチャネル幅設定
個別銘柄のチャネルを個別に設定できます。
チャート画面に対象銘柄を表示し、「F1売買」画面を開きます。
銘柄個別のチャネルを設定していない時は、「定数設定」画面で設定した共通のチャネル幅が表示されます。
チャネルのコラムをクリックすると、チェックマークが入り、「銘柄固有幅」が表示されます。
「%」コラムをクリックすると、チャネル幅設定画面が表示されます。
チャネル幅を%単位で指定してください。
チャネル幅は、株価の山谷のピークの95%位が含まれる幅に設定します。
設定値は、定数設定画面の「F1登録」で記録します。
チャネルの表示
チャネルラインは、「X」Keyでトグルで表示・非表示されます。
Shift+「X」Keyでトグルでトグルで線の太さを変更できます。
チャネルの表示例です。
中央線は、CMA移動平均中期線、上下の線がチャネルです。
チャネル手法の売買の例です。
「足分析機能」で、「週足」の「長期線赤」「中期線赤」で銘柄を絞り込みます。
絞込み銘柄が多い時は、「日足」「月足」でも更に絞り込みます。
「5月最高値線」でも上昇確認をします。
安定的トレンドで上昇中の銘柄を選択します。
株価が、「CMA移動平均線」近くまで下押しをした時に、買い仕掛けを行います。
株価が、上チャネルラインに近づいたところで、売却決裁します。
フリーライン機能で5月安値・6月安値を下値抵抗線として結んでおくと、同じ銘柄で下押しの度に何度か仕掛けられます。
トレンドの方向と安定性は、何重にも確認をしますが、絶対ではありません。
仕掛け時には、ストップロスカット機能で損切り株価を設定し、上昇期中では山越え機能やパラボリック機能で押し下げ時の撤退株価を算定して、逆指値注文で保全をしておく事が大事です。
逆指値株価は、株価の推移を追って順次トレンド方向に注文を置き換えていきます。
逆指値株価を下方向に動かしてはいけません。
株価が逆行して逆指値株価に達した時は、潔く決裁終了します。
と言うより、潔くなれない人の習性を補うのが、自動決裁のための逆指値注文です。
03年4月に上昇トレンドを発見して、注目銘柄に登録して置き、値動きを追って行きます。
5月に下値押しがあり「CMA中期移動平均線」割り込みました。
ここで買い仕掛けをしますが、上昇トレンドは十分確認していますが短期的に「CMA中期移動平均線」が青(下降)しています。
安全の為に、ストップロスオーダーの逆指値をしっかり行います。
7月初頭で上チャンネルに近づき、約40%の値上がりです。
8月初頭に再度「CMA中期移動平均線」に接して再仕掛けが出来ます。
8月中旬で約20%の値上がりです。
上チャンネルに接するところまで行かないですが、少し広かったチャネル幅の見直し(95%位が中に入る)や、山越え決裁%を標準の10%より狭くして(取り組み終期の確定利益拡大のパラボリック的考え方)、山越え下落時の決済を狙います。
5日CMA85%法
詳しくは「5日CMA85%法」の稿を参照下さい。
「¥」Keyでトグルで表示します。
Shift+「¥」Keyで5日CMA85%法のシミュレーションを表示します。
売買指標線
詳しくは、「売買指標ライン」の稿を参照下さい。
「へ」Keyでトグルで表示します。
標準設定・前面表示
設定値を標準値に指定します。
売買指標のページを、画面を呼び出した時に最前面に優先表示します。