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最新記述:2013-12-26 (木) 00:00:00
売 買 分 割
株式の売買では、複数単位の株式を一括仕掛して、順次分割で決裁をする場合や、幾つかの売買を纏めて一括決裁する場合が有ります。
又、鞘取引でドテンで反対売買を行う場合は、2単位の売りと買いを一括行って、最初の鞘取引の決裁と新規の鞘取引の仕掛けに振り分ける場合が有ります。
このような場合は、以下の方法で一括売買を個別売買の株数に応じて分割して、分割した売買を株数毎の仕掛・決裁に1対1に対応させて記帳します。
分割売買の実施例
分割売買の実施例を一番記帳項目の多い信用決裁の場合を例として表示してみます。
仕掛例は、東京電力5000株(売買5単位)の信用買い仕掛です。

「信用買仕掛」画面で短縮ボタン「売埋」で空買の「売埋」決裁を行います。

分割の実行
5000株全株の「空買売埋決裁」画面が作成されました。
これを、3000株と2000株の2つの取引に分割して見ます。
記帳画面で「売買分割」ボタンをクリックします。

分割株数指定
「売買分割」画面が表示され、単位株数の1000株が表示されます。
分割する2000株を入力します。

「入力株数」対「総株数ー入力株数」の分割割合の確認が表示されます。

分割の実行
「はい」をクリックすると、直接株式分割後の記帳結果が玉帳に表示されます。
相対関係は未設定です。
既に玉帳記帳済みの5000株「空買売埋決裁」を呼出して株式分割した場合は、元の5000株の記帳は、2000株・3000株の2取引に差し替えられます。
記帳済みであった相対関係は白紙として「未」表示に変わります。

玉帳記帳後の2000株・3000株の記帳画面です。
株数比により決裁手数料・消費税・管理費・日歩金利等が案分比例で配分されています。
相対関係は未設定なので、仕掛け手数料等は未記載となっています。
2000株に分割

3000株に分割

相対関係設定
「信用買仕掛」画面を表示し、「相対表示」ボタンをクリックします。

相対取引グリッドに「相対未指定」タブが表示され、未だ相対指定されていない相対候補取引が表示されます。
表示された取引行の任意のコラムをクリックすることにより、相対指定・相対解除が実行できます。
株数2000株の取引行をクリックして相対指定します。

相対取引グリッドに「相対のみ」タブが表示され、相対指定されている取引のみが表示されます。
株数2000株の相対取引が指定されたので、上段右側の決裁明細コラムに「空買」仕掛に対する「空買売埋」の相対明細が表示されます。
総株数5000株に対する未指定株数3000株が表示されます。
相対取引グリッドも「相対1」コラムに相対行「1(行)」が表示されています。

残りの取引の相対指定の為に「相対のみ」タブをクリックして「相対未指定」タブを再表示します。
相対未指定の3000株の取引が表示されます。
全株数タブが表示されていますが、3000株以外の取引がある時は、相対候補として全株数の取引が表示されます。
候補取引が沢山ある時は、株数を指定して特定株数の取引のみを表示することも可能です。

分割記帳の完成
2000株・3000株の相対関係の指定が完了した空買い仕掛記帳です。
上段右側の決裁明細コラムに仕掛合計の5000株及び各経費合計が表示されています。

玉帳の表示

尚、決裁画面を各々表示して決裁画面から相対指定をすることも出来ます。
3分割以上の場合
順次、大きな株数から2分割を繰り返して分割を行います。